②成功の法則92ヶ条

楽天の三木谷浩史さんの本です。平成24年8月5日初版発行(刊行はもっと前?)されたものです。
個人的にはあまり好きな人ではないのですが(殆どニュースとかでしか知りませんが)、成功している人ではあると思うので、読んでみました。
非常に堅実で、しかし行動的で、明確で、バランスが取れている感じだと思います。

この本を読んで、気に入ったところを上げたいと思います。

01 概念は相対化し、揺らぎながら進化する。
世の中に絶対はない。世の常識なんていい加減なのだ。絶対に正しい考え方など存在しない。常識を疑い、常識に反することを恐れず、自分の信じる道を進もう。概念は常に、揺らぎながら進化していくのだ。
05 自己否定からすべては始まる。
成功が100%偶然とは言わない。99%は努力の結果かもしれない。けれど、残り1%の偶然がひっくり返れば、惨憺たる失敗に終わっていたかもしれないのだ。今成功しているビジネスは、将来必ず駄目になる。いつもそのことを前提に、準備をしておかなければいけない。そのために、自己否定する勇気が必要なのだ。自己否定とは、自分のすべてを否定することだ。自分の考え方、自分の仕事のやり方、自分の生き方。今までの人生の中で、自分が拠り所としてきたすべてのものを、否定してしまうことだ。
14 ピンチの時は、自分の中に第三人格を作れ
第三人格というのは、僕の造語で、わかりやすくいえば自分のことを他人として突き放して見る、第三者的な視点から自分を見るということだ。危機とか、ピンチとかいっても、他人事として考えれば、それほどのことではない悩んでいるときも同じことで、他人の目から見れば、だいたい人間の悩みなんてたいしたことはない。どちらの視点から、その場の対処を考えたほうがいい結果をもたらすかは明らかだ。
この話には、もうひとつ重要な反対側の話を、付け加えておこう。他の人がピンチに立たされたり、悩んでいたりするときのことだ。そのときは逆に、この問題が自分にふりかかったら、どう感じるだろうかと想像してみるといい。相手の小指の傷の痛みを自分のこととして想像すれば、自分がそのときに何をしてあげるべきかがよくわかる。他人事なら些細な痛みでも、本人にとってはきわめて大きな痛みなのだ。
23 常に枠組みを作り、常に学習せよ。
玄人と素人の間には明確な線引きがある。その線引きは、専門的知識の量の差ではないと僕は思っている。玄人と素人を分けるのは、その職業のフレームワークが頭に入っているか否かなのだ。
26 精神的エネルギーレベルを下げるな。
仕事に臨んでいる限りは、精神的エネルギーのレベルはいつも高く維持しておかなければならないこれは、絶対条件だ。
テンションの低い状態で、仕事に取り組んではいけない。どうしても、テンションを上げることができないなら、むしろ仕事を休んでしまった方がいいくらいだと僕は思っている。
それでは創造的な仕事はできないし、その結果として仕事上の重要な判断を狂わせることにすらなりかねないのだ。
29 物事の本質を見極めろ(なぜ人はモノを買うのか?)
つまりショッピングは、エンターテイメントなのだ。
楽天市場での買い物が本質的に楽しいからこそ、毎日の王に何万というユーザーがホームページを覗き、そして買い物をしてくれるのだ。
30 リスクの「種類」と「大きさ」を見極める。
ビジネスを大きく成功させた企業の多くが、リスクテイカーであった例は歴史をひもとけば枚挙にいとまがない。
インターネットのショッピングモールというアイデアは、その当時はすでに日本では失敗の明らかなビジネスモデルと認識されていたわけだ。つまり、常識的には、失敗する確率の方が高かった。
31 身近なベストプラクティスを探せ。
仕事のヒントは、まず身の回りから探そう。何かに行き詰ったときも同じだ。答えは自分の隣の席の人が知っていたりする。
32 自分と価値の違う他人の意見にこそ耳を傾ける。
新入社員の頃はいい。耳に痛い意見は、周囲から雨あられのごとく降り注ぐ。歯を食いしばって耐えることだ。的外れな叱責もあるだろうし、勘違いの意見もあるかもしれない。単なる悪意からの批判だってないわけではない。胆を練る修行だとでも思って、ひたすら聞くことだ。言葉は悪いが、盗人にも三分の理という。どんな意見の中にも、ひとつくらいは自分の役に立つことがあるはずだ。
49 朝会がしっかりしている部署は成功する。
朝会では主に、その部署のメンバーが情報を共有するために、それぞれの部署の現状説明が行われる。1日の始まりに、今日の仕事のテーマを具体的に明確にするわけだ。これがうまくできている部署は、例外なく成功している。
59 Get things done.世の中には2つのタイプの人間しかいない。できる方策を探す人と、できない言い訳を考える人。
たった一度の人生を、できないことの言い訳に費やすなんて、あまりにも馬鹿げていると僕は思う。
達成が確実な目標は、本当の意味で目標と言えない。目標というものは、現在の自分には達成できない高さに置くべきだ。
分からなくても、必ず達成できると信じることだ。
自分は絶対に目標を達成できると信じて、ありとあらゆる方策を考え、何が何でもそれを実現するのだ。
あくまで実際問題として、本気で取り組んでも解決できない問題など、この世にはひとつも存在しない。僕は経験上それを知っている。
神はその人に背負えるだけの荷物しか背負わせない、という言葉がある。どんな壁に直面しようと、自分の目の前に出現したからには、その壁は乗り越えられるのだ。
60 様々な角度から事象を検証する。
問題を処理する上で、これほど基本的で役に立つ方法論はない。世の中の大半の問題は、角度を変えてみるだけで解決してしまうのではないかとすら思う。角度を変えてモノを見るということはつまり、立場を変えてモノを見るということだ。
モノを売る人、買う人、市場を運営する人、営業する人、愛初する人…。
世界は主観で成り立っているのだ。そのそれぞれの主観に、それぞれの正当性がある。
62 徹底的に因数分解せよ。
昔の人はそのことを、千里の道も一歩からといった。
目標を立てたら、その目標までの道のりを一歩の単位にまで、徹底的に分解してしまう。それが、目標を確実に達成する唯一の方法だ。
不可能に思える目標でも、徹底的に分解して、自分に可能な大きさの目標に分解すれば、実現化可能になるのだということを憶えておこう。
重要なのは、徹底的に分解するということだ。中途半端はいけない。ブラックボックスを残したままでは、目標に到達するためのルートが描けないからだ。
65 0.5%の努力の差がクオリティを左右する。三木谷曲線。
誰もが努力をしているのが、競争社会の前提だ。
限界まで頑張ることは、誰にでもできる。限界まで頑張ったその上に、さらに0.5%努力を重ねられるかどうか。
限界の上に積んだ0.5%は、決定的に大きな差になる。なぜなら、その僅かの差を敏感に感じ取ってしまうのが、人間の感性というものの性質だからだ。
68 会社は土俵、その上で相撲を取る社員が重要。
会社とは何なのか。株主のものだという意見があった。それはそれで、ひとつの見識だろう。けれど、その言葉は、働いている人にとってはほとんど何の意味もない。
経営者が、株主に責任を負っていることは事実だ。だからといって、従業員は株主のために働かなければならないなどということにはならない。会社が誰のものかなどという議論は、本質的にはナンセンスだと僕は思っている。
その土俵が誰の所有物であろうが、その場の主人公は自分だということを片時も忘れてはいけない。

74 差分+オリジナリティ=勝利
これは、現段階で負けているライバルに、勝つための思考法だ。
たとえば料理店なら、料理の味、サービス、コストパフォーマンス、店の雰囲気などなど。色々な部分で差があるはずだ。その中で、どの要素がライバルに差をつけられているかを調べて、まずその差分を埋める。つまりどの要素においても、相手に負けている要素を消す。競合相手との差をまず埋めるわけだ。その上で、自分たちなりのオリジナリティを付け加える。これをやれば、必ずライバルを抜ける。小学生でもわかる足し算だ。けれど、これが案外とできていない。ライバルと同じことをしても勝てない、独自色を出そうなどといって、オリジナリティのことばかり考える。だから勝てない。

とても良い、役に立つ本と思います^^

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